【農協の闇】元農協職員が自爆をすべて語ります

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この記事の説明

この記事では元農協職員の私がリアルな農協の闇を書いています。

・農協内部はどんな雰囲気なのか

・ノルマの詳細

・自爆営業の実際

・ノルマを達成しないとどうなるのか?

 

私は大学を卒業してから地域の農協に就職しました。

就職理由は、地域の農業を支えたい、地元で働きたいと思っていたので私にピッタリだと考えたからです。

ノルマや自爆という農協の闇を何も知らずに・・・

 

 

しかし、3年ほど勤務してきた中で感じた「理想と現実の違い」に耐えられなかったこと、その農協に感じた将来性の無さから退職したんです。

ひと言でいえば、ノルマ・ノルマ・ノルマ、そして自爆営業!!!!

 

 

農協(JA)と言えば、JAバンク・JA共済をはじめ、農産物を扱っていることで全国的にも超有名な組織です。

そんな有名な組織ですが、就職しなければ分からないことがたくさんありました。

 

 

今回は、私が農協を退職した理由と、農協内部の闇を書いていこうと思います。

 

 

 

 

【農協(JA)のノルマ自爆が酷すぎる】

ノルマ自爆という農協の闇を知らず・・・

就活の時に就職先を考え始めた時に真っ先に思い浮かんだことは、「地域に貢献したい」という気持ちでした。

しかも、当時は「農協≒半公務員」みたいなものと思っていました。

 

 

私の住んでいた地域は田舎だったため、JAの活躍も大きく、地元の方たちもほとんどの方がJAを利用している状況でした。

 

 

私の就職の動機と、地域でのJAの活動内容の状況が一致していたので迷わず地元のJAにエントリーシートを提出し面接を受けました。

 

 

面接では組合長をはじめとした役員の方数名と面談しました。

面接終了間際に、そのJAの良さやこれから展開していく事業についてお話していただき、地域への貢献がさらに進むと感じ大変感動したことを覚えています。

 

 

そして迎えた4月1日の入組式。

これから40年近くここで頑張るんだ!と意気込んで気持ちを新たに社会人となりました。

 

 

しかし、その次の日から始まる研修で徐々に違和感を感じ始めることになります・・・

 

 

(過去に戻ってJAへ就職する自分を止めたいくらいですw) 

www.narudonkkp.work

 

 

 

ノルマ自爆ありきの農協の闇が見え始める

入組式の次の日から4か月間、研修施設での研修生活が始まります。

 

 

そこでは県内各JAの新入職員が一同に研修を受けます。

緊張しながらも研修の説明を聞き、その後部屋に戻って着替えてから大ホールへ集合するよう言われました。

 

 

「なぜこんなにも集合が遅いんだ!!! 何をやっているんだ!!!」

 

 

教官数名から全員に向かってものすごい罵声です。

学生時代とは違うということを意識させるためなのでしょうか、かなり激しく叱責されました。

ぶっちゃけ、今から思い返しても全く集合が遅かった訳ではありません。

むしろみんな緊張していたので結構早かったです。

まぁ、とりあえず頭を押さえつけるやり方なんでしょうね。

 

 

その日は夜遅くまで、JAの「協同組合理念」を大声で叫ぶ訓練がありました。

まさにブラック企業、農協の闇。

これに何の意味があるんだ・・・と内心思いながらも喉が痛くなるまで声を出しました。

 

 

また、研修期間中は朝早くからグラウンドで100m以上離れたところから自分の目指す目標を大声で叫ぶこともしました。

声が小さければ何度でもやり直しです。

 

 

聞いている側も叫んだ目標が聞こえる度に労働組合とかでよくやる「拳を突き上げるポーズ」をしつつ「がんばろー!!!」と大声で応援です。

なんの宗教だよ^^;と思いながらも恰好だけでもきちんとこなしました。

 

 

そして無事に4か月も終了し、それぞれのJAへ戻っての研修です。

金融・共済・肥料農薬などの購買部門・選果場で合計2か月ほど研修しました。

 

 

現場で実際に働いている先輩職員に触れあっていくうちに、『本当の農協の闇』に気付いていくことになります・・・

 

 

 

ノルマは自爆してでも達成しろ!

研修期間も完全に終了し、9月末にある支店に配属となった。

 

 

JAでは月に1度、組合員の自宅を訪問し御用聞きのようなことをします。

この活動の少し前に支店ごとに会議があるのですが、そこで支店長から言われたことは今でも覚えています。

 

 

「12月末までの3か月間で、共済の契約を3つ取ってきなさい。ダメなら自分で加入すればいいだけだから。」

 

 

ロクに共済商品のことも、営業方法も知らない新入職員が毎月数万円も支払う共済契約を取れるわけがありません。

先輩に聞いてみましたが、やはり最初はみんな自分で契約すると言っていました。

 

先輩「最初は自分で加入した方がいいよ。その商品のことも解るしお客さんに説明しやすくなるからね。」

 

一理ありますが、何かがおかしい・・・

モヤモヤした気持ちがありつつも、初年度はその他にも大きいノルマは無く終了しました。

 

 

しかし、2年目からが本当の地獄でした。

 

4月からのノルマを列挙してみます。

 

【瓶ジュース50ケース】

1ケース最低でも2000円のジュースを50ケース売ること。

売れなかった分は自爆してでも買い取ること。

 

【生命共済】

保障額の合計が6000万円程度をたった3か月間で獲得すること。

契約が取れなかった分は自分や身内に契約させて自爆してでも達成させること。

しかも、自爆契約したら3年間は解約不可!

解約手続きしても内部でストップされます。

 

【医療共済】

入院日額5000円以上の契約を1件。

もちろん契約とれなかったら自爆してでも達成すること。

こちらも自爆契約したら3年間は解約不可

 

【個人年金共済】

月3500円以上の契約を1件。

もちろん契約とれなかったら自爆してでも達成すること。

こちらも自爆契約したら3年間は解約不可

 

【傷害共済】

新規契約を純増3件以上。

ただし、担当エリア内で昨年の契約数より減っている分は追加で契約を取って毎年プラス3件して増やしていくこと

もちろん契約とれなかったら自爆してでも達成すること。

こちらも自爆契約したら3年間は解約不可

 

 

【米80kg】

売れなかったら自爆して買い取り。

ちなみに私の勤務する地域は米農家だらけな地域(笑)

 

【農業新聞・家の光】

どちらも純増5件以上。

担当地区内で減った分は埋め合わせして、そこからさらに5件の契約。

農業新聞は月3000円ほど、家の光(雑誌)は月1000円ほど。

地味に高い・・・

 

【果物の缶詰】

最低3ケース。

1箱6缶入りで2500円くらい。これまた地味に高い・・・

 

【お中元・お歳暮セット】

10000円以上のセットを強制で1セット以上。

 

 

 

大雑把に言えばこんな項目です。

これらのノルマ、毎年ですよ毎年!!!

 

 

特に出費が多くなる自爆は「共済契約」です。

さらに、自爆した契約は丸3年間は解約してはいけない暗黙のルールがあります。

 毎年自爆していた職員は、ボーナス5か月分が丸々吹き飛ぶほど掛金をはらっていました・・・

 

 

【営業担当者(渉外)のノルマ】

ちなみに最もひどいのは営業担当者です。

一般職員と異なり、共済契約のノルマがケタ違いです。

一般職員のノルマの約25倍でした。

もちろん達成できなかった分は自爆ですよ。

毎月20万円以上の契約になるので生活できません・・・

 

 

もうこうなってくると、地域に貢献なんてのはただの絵空事になります。

みんな自爆しないように、被害を少なく抑えるために、組合員や地域の人たちに必要でもない商品をお願いして無理やり買ってもらう。

 

 

地域のために働いているのか、JAのために養分になってもらっているのか分からなくなってきました。

私は段々この組織に嫌気がさしてきました。

 

 

営業職(渉外)のノルマの現実はコチラにも書かせていただいています! 

www.narudonkkp.work  

 

 

 

ノルマ自爆をしないとどうなるか?「農協の闇の根幹」

ポイント

・ノルマの自爆は避けられない環境

・信じられないレベルの同調圧力がある

・職員は自爆することに麻痺して疑問を持たない

・上司や同僚から凄まじい非難、人事評価も最低評価

 

ノルマを達成できなかった場合、自爆を断れば問題ないのではと思いますよね。

しかし、農協という組織内ではそんなことはほぼ不可能です。

 

 

まずは、先輩や同僚職員からの同調圧力です。

みなさん、自爆のスペシャリストばかりです(笑)

ですから自爆しないことなんて有り得ないと信じています。

「みんな我慢して自爆しているんだから、君も自爆して当然!」

と普通に思っています。

もちろん、自爆しないと職場で居づらくなります。

 

 

次に、上司からの厳しい指導です。

なぜ達成できていないんだ、何をしていたのかとひたすら責められます。

家族で契約できたり買ってくれる人がいるだろうと言われます。

ほぼ違法なやりとりですね(笑)

 

 

それでも自爆しない強者が10年に1人くらいいます!

そんな人は、人事評価で最低評価を付けられ、部署異動でもキツイ所ばかりに回される等の悲惨な目にあいます・・・

もちろん、上司や同僚との関係も悪化してしまいます。

 

 

自爆することに慣れきった文化のため、農協内では当たり前と考えられているんです。

いわゆる、「村社会」的な思考パターンですね。

余所から見れば信じられないことですが、これが事実なんです・・・

 

 

 

まとめ:農協の闇から一刻も早く逃れよう

ポイント

・農協はノルマ自爆ありきなので就職にはオススメできない

・農協内部は村社会的で考え方が昭和的 

・合わなければ一刻も早く転職すべき

 

これまでにご紹介した通り、農協はノルマ自爆が当たり前で、職場や職員の考え方も昭和の時代でストップしています。

実際に経験されたことが無い方には到底理解できないかもしれませんが、全て現実にあったことなんです。

 

 

このご時世にノルマを自爆営業させているようでは、職員のモチベーションは下がる一方だし、優秀な職員が育たたず退職している現状まで発生しています。

 

 

このままでは将来的に組織としてジリ貧となり、消滅か吸収合併の未来しか見えなくなった私はこの組織を辞める決意をしました。

 実際、平成になってから農協の吸収合併や規模縮小がものすごく発生しています。

もはや時代の流れに取り残された組織になってきているのかもしれません。

 

 

すでに農協に就職されてノルマ自爆や職場環境に苦しまれている方。

これから農協で働く予定の方。

農協という組織が合わないと感じたらすぐに転職することをオススメします。

私も合わないと感じたため、転職の準備をして中途退職しました。

 

 

おかげさまで、農協を退職してからはノルマに苦しむこともなく、平和に普通の生活を送ることができています。

もうノルマに追われ、自爆の恐怖に怯えながら毎日を過ごすことは金輪際ゴメンです(笑)